木材生産販売事業
徳島県では過去15年以上にわたり、川上では、高性能林業機械の導入による県産材の増産、川下では 大型製材、合板、MDF工場による「根元から梢まで」利用する加工体制の整備を進めてきました。機構においても、県内木材加工施設の旺盛な木材需要に応えるため、また自らの経営改善を進めるため、平成27年度から木材生産課を設置し、収益事業として「木材生産販売等事業」に取り組んでいます。
木材生産課では、タワーヤーダ等の先進生産システムを導入、森林組合や素生協とも連携し、森林の
買取や主伐再造林一体型の受託により、搬出間伐や皆伐を行ってきました。
ウッドショック以降は、国産材の安定供給が今まで以上に求められるようになり、また、令和6年度には県内に2つの大規模製材工場が稼働を始めることから、今後は、将来の分収林の主伐も見据え、
○立木を購入し、木材生産から販売、再造林まで一貫して行う「伐採・植栽一体型受託」
○大型タワーヤーダや、ケーブルグラップル油圧架線システムなど、最先端林業機械の活用
○県内各地域のサテライト土場から加工施設に直送するサプライチェーン網の拡充
をいっそう強力に進めることとしています。